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勉強のできる人できない人

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勉強のできる人できない人
和田 秀樹
勉強のできる人できない人
定価: ¥ 520
販売価格: ¥ 520
人気ランキング: 17566位
おすすめ度:
発売日: 2006-09-01
発売元: 中経出版
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

読者の中に残るだろうか?
読んでいて頷ける部分も多々ある一方、一般論を語られているような感覚を何度も覚えさせられた。
内容があまり濃くはなく、文庫でボリュームもないせいか、非常に薄っぺらな商品に仕上がっているように思え、実際に速読・拾い読みで済ませてしまえるような本だった。
勉強のできる人になるためのノウハウが提示されているわけではなく、そのヒントがほとんどほのめしと言っていいほどの奥ゆかしさで語られている本書を読んで、果たして勉強ができるようになるかどうかは疑問が残る。
残るつながりで言えば、読者の中に何かを残せる本かどうかというと、何とも言えない。
作者の方が著名なだけに、そこのところがとても気になった。

参考になる部分はあるけれど……
 精神科医の和田秀樹の本は、たしかかなり初期から読んでいる。こちらも受験生で、彼の受験法の本が話題になり始めた頃だったと思う。その後の彼は、社会論、人生論、心理学、学習法などの本を数多く書いている。
 本書もその一つで、学習法に関するもの。どういうタイプの人にどのような弱点があるか。常識的学習法の間違い。子供から大人までの、具体的な学習法のコツなどが説明されている。当然、面白い部分や参考になる部分を多く含んでいる。
 ただ、ちょっと疑問がある。私は、著者を、一面で非常に興味深い論者だと思っている。常に中立的な姿勢を崩さない点に好感がもてるし、多くの優れた指摘をしていると考えている。
 しかし他方で、まず、彼の本は、意外と、論理性・体系性の点で物足りないところがある。実用書に多い書き方で、ポイント・アイディア・ヒントが列挙される形になっており、全体の体系が見づらいことがある。
 そしてなによりも、和田は、何故こんなにも多くの本を書くのだろう。彼の著書の大半が同じようなスタイルで、内容的にもかなり重複しているはずだ。何故、論理性・体系性を徹底させた一冊の本を書き、それによって大ヒットとロング・セラーを狙わないのだろうか。どう考えても、その方が効率的なはずだ。
 著者に嫌味をいうつもりはない。ただ、和田は、頭の良さや悪さに関する多くの本を書いている。しかし、一つのテーマにつき一冊、体系的で決定的な本を書いてベスト・セラーを狙い、その収入・時間でなにか別のことをやる方が効率的だろう。失礼だが、延々と本を書き続ける著者自身に、なんらかの複合観念を感じる。

それなりによくまとまっています
和田氏の本は「大人のための勉強法」を既に読んでいる為、特に目新しい事柄はそれほど書かれてはいなかったが、本書の方がエッセンスがコンパクトにまとまっていると思う。

「大学は専門バカの集団で社会とは隔絶している」という著者の言葉には激しく同意する。

心理学の専門用語が頻繁に登場する「大人のための勉強法」に比べ、本書の方が私は分かりやすいと思った。

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